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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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沈黙 サイレンス

素晴らしい。ありがとうスコセッシ。

静寂を強調する虫の声、波の音、そして全くの無音になって、やっと沈黙が破られる。最後の外国人手記みたいなのもやってくれる分かってる感。
原作のあの、「血が凍るような恐ろしいことが目の前で起きているのに世界は気が狂いそうになるほど静かで穏やかで、蝿が耳元で眠気を誘う羽音を立てている」ってゆー描写がどれくらいあるかを楽しみに見に行ったんだけど、ちゃんとやってくれたので満足度高いです。もっと静かでもよかったけどわりとイメージどんぴしゃだったよ分かってるじゃんスコセッシ(なにさま)

キチジローはきれいすぎた気がする。イッセー尾形さんの筑後守はイメージよりずうっといやらしくて最高だった。いつもあんまりピンとこない浅野忠信がまさかのイメージぴったり賞だったおお~どうしたどうした。辱しめに耐えられないというように一瞬目を伏せるんだけど全然屈してないリーアム・ニーソンすごく良かったです和装!和装!うつくしうつくし

何故あなたは黙っていられるのですと問い続けた宣教師が、みずからも「沈黙」し日本の地に眠る。弱いもの、矮小なものこそを許すこと。行ってお前の為すべきを為せ、お前は許されたと言葉ではなく頭を撫でる手が示す。信仰は失われず。

監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
音楽:キム・アレン・クルーゲ、キャスリン・クルーゲ

原題:Silence

※あの時代の江戸に出棺の際に茶碗を割る習慣があったのか?て疑問


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