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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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捜査官X

こっちが想定しているよりも4打くらい打拳が多い…
毒を盛られて1度死んでしまいばらばらになった頭をなんとかごまかして働く捜査官シュウさんが寝た子を起こしてしまう話だった。もっと愚鈍に生きられればよいのにシュウさん…お父さんのいる食卓はろくなことがない。

元旦那さんに捨てられてしまった奥さんが、再婚した旦那さん(ドニーさん)がいなくなるのが怖くて旦那さんの服の裾ぎゅっと握って眠ってるの見てぐうぅ…!てなった。わたしにとってこれはアユーの映画だなあ、「前の旦那に去られた」とゆー傷を抱え、いつかジンシーも同じように去るのではと怯えるアユー。ジンシーの過去を知り「このひとは私でなくてもよかったんだ」と絶望したのに、最後には傷を乗り越えて夕食まで戻ってと声をかける。覚悟のにじむアユーのかっこいいことよ。

汗、水しぶき、水草の深い緑、滝の濁流、雨。全編通して夏の暑さとまとわりつくような湿度を感じる。死体を押し流す川の流れ。ほとりで出会う男女。美しい。

監督:ピーター・チャン
音楽:コンフォート・チャン、ピーター・カム

原題:武侠


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