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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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オクジャ

「鬼が来た!」に続く今年のてめえマジで通訳!案件。ミジャ!英語ができると便利だぞ!のシーンなんかマジで通ーーーーー訳!!「翻訳は尊い」を心に刻め!

肉を食べる為に食用の生き物を大量生産すること、遺伝子組み換え、無理矢理な交配、動物実験。我々が口にしているものがどーゆーラインを流れてくるのか。巨大企業のビジネスの流れに飲み込まれそうになった時、おとぎ話みたいに少女が豚に寄せる友情に商業主義者が感銘を受けてハッピーエンド、なんてことにはならず、命は金で買われ、銃声は等間隔で止むことがない。めちゃめちゃコミカルに見せてきて、ものすごくビター。
ミジャも、動物愛護団体ALFの面々も(ミランド社CEOルーシーも、ウィルコックス博士も)一度それぞれ完勝はできず苦い思いをする。それでもラストがしぶとくて思わず笑ってしまう。頼もしい。

役者さんみんな良かった~山の子みたいなアン・ソヒョンちゃん、神経質でメンタル弱そうなティルダ・スウィントンさま、頼りなさと優しさが同居するしぶといポール・ダノ、自分が大嫌いな生き方をしている歪さが悲しいジェイク・ギレンホール、良くも悪くもサラリーマンに徹するヨン・ジェムンさん。

監督:ポン・ジュノ

原題:Okja


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