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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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呉清源 極みの棋譜

天才棋士・呉清源の半生を映画化したもの。これ囲碁界の歴史に詳しいともっと楽しいだろうな…
中国から来た青年が日本で、二次大戦前のピリピリした時期に中国対日本のアイコンにまつりあげられたり、真理を求め入信した宗教団体の教祖に宣伝として利用されたり、思うように碁をうてなくなって心のバランスを崩したりする姿が淡々と描かれる。盤上の戦いに身を投じる者のびっくりするほどの孤独や忍びよる狂気、プロバガンダに利用される姿なんかは「完全なるチェックメイト」でも見たけど、こちらの呉清源はフィッシャーほどエキセントリックではなく清謐に描かれている。フィッシャーはだんだんばらばらになっていたけど、呉清源は基本ずっと変わらず勝負と真理を求めたのに時代がそれを許さなかった感じ。あの腕を振らずに足だけでざかざか歩く姿よ。不器用かよ…

中華服も見られるけど、和装に丸眼鏡、坊主頭のチャン・チェンさんが美しくてやばい…

こいつはやべーな…こいつはやべーわ…

監督:ティエン・チュアンチュアン
脚本:アー・チョン
衣装:ワダエミ(おぉ…)

原題:The Go Master


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