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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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ブラッド・ブラザーズ ー天堂口ー

成功を夢見て田舎から上海へやって来た青年三人が裏社会の大物の元で成り上がり、得た以上に失う話。天国にはたどり着けなかった。

初めて殺した相手の顔が忘れられないと言ってしまうような主人公、過剰なほど暴力にのめりこみボスに近づいていく兄貴分、兄とは正反対に殺せず酒に溺れていく弟分のトライアングルが絵に描いたように破綻に向かっていく。裏社会に染まれずにいた主人公と弟分が、敵と弟を見くびる奴には容赦しなかった兄が、それぞれに銃口を向け敵対してしまったの切なかった。1930年代上海ってゆー画になる舞台、衣装も楽しい洋装中華服入り乱れ。
ボスの情婦役スー・チーさんが華やかなお衣装で歌ったりダンスしたりブランコこいだり、「田舎から出てきた純な青年のあこがれのあのひと」を体現しててべらぼうにかわいい。唇ばっかり見ちゃう。

チャン・チェンさん、裏社会のボスの右腕で汚れ仕事を請け負う殺し屋、しかもボスの女スー・チーさんとねんごろになっちゃうとゆー、あっこれは死ぬ!絶対ボスの逆鱗に触れて殺されるやつ!(確信)て役で出てきたのに、なんと、し、死なない!すげー!案の定刺客を差し向けられるんだけど撃ち・ナイフで切り・見事に返り討ち。しかも相手に撃たれて主人公は被弾してるのにチャン・チェンさんには一発も当たらないとゆースーパーぶり。すごい…神に愛されている…

監督:アレクシ・タン
脚本:アレクシ・タン、ジアン・ダン、トニー・チャン
音楽:ダニエル・ベラーニネリ

原題:天堂口


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