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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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アトミック・ブロンド

She's a killer queen~♪
基本的にどの角度から撮っても最高に美しいシャーリーズ・セロンさまにカメラがずっと向いているので目にご褒美、ノリノリの音楽がガンガンにかかって耳からごちそう。冷戦下の東西ベルリンとゆー時代・ロケーション、衣装、小物の数々も楽しい。ネオンカラーとえげつないカーアクション、ちょっととっつきにくい話運びが終盤一気に収束するあたりなんかはジョン・ウィックのきょうだいって感じ。

ここのところ打てば響くようなテンポの良いアクションに親しんでいたせいか、ロレーンのおもくそ力こめて渾身の一撃!みたいな重そうな拳にやられた。長い手足が近接戦に映える!生々しい怪我のメイク!弾撃ち尽くした銃身は鈍器と化し、キッチンは戦場になる!人間がなかなか死なない泥臭いアクション!

セロンさまはもとより役者さんみんな良かった、うさん臭いの代名詞トビー・ジョーンズさん、いいひとの代名詞ジョン・グッドマンさん。不憫で、けれどきちんと自分で止血してロレーン「ひどいドイツ語だ」なんて言っちゃう大胆不遜なエディ・マーサンさん。
歩き方からしてチンピラなマカヴォイ先生が刺されたり撃たれたり傷口をえぐられたりして思うさま悲鳴をあげるの、需要を分かってらっしゃる~⤴て安心と信頼。善人でも悪人でもイマイチ信頼しきれないこのバランス。
そして本作のイノセンスを一手に引き受けるソフィア・ブテラちゃん!ロレーンのお姫さまみたいでとっっっっっっっっってもかわいかった!あんな子に好き♥好き♥て顔されたらほだされずにはいられない、ブテラちゃんは不適な悪役も可憐なヒロインも出来ちゃっていいねえいいねえ。

筋肉のついた木の幹のような腰回り、傷ついて甘さのない体をその場にふさわしい衣服に包んでハイヒールをカツカツ打ち鳴らす女スパイがシブくてかっこよすぎる。スパイものにありがちな筋だけどロレーンがかっこいいから全然画が持つんだからセロンさまスゲー。

ところでロシアの刺客さんが顔面に鍵ぶっ刺されたの、今のところ「このやられ方がキュート2017」第一位。

監督:デビッド・リーチ
脚本:カート・ジョンスタッド
音楽:タイラー・ベイツ

原題:Atomic Blonde


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