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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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PK

とても良かった。「うさんくさい」と思ってしまった「宗教」に対してとかく攻撃的になりがちだと思うんだけど、PKの指摘は真摯でやさしい。信仰は生きるよすがになる大切なものだという点は肯定し、「神さま」との仲介をする「代理人」に注意をうながす。領収書を受け取るまで帰っちゃだめよ!

そもそも「宗教」って生きづらい時代のひとが生きやすく、もしくは死にやすくするために開発して、それで金や権力を維持したい人たちがシステム組んで運営しているものだと思っているので、あんなに純粋に「神さまが助けてくれるんだ!すごいじゃん!」て信じてくれちゃうPKに頭が下がる…疑わない宇宙人…でかい目をぎょろぎょろさせるアーミル・カーンさんはほんとに無垢に見えるね…

あのパキスタン大使館の職員の皆さんもうほんっとうにめちゃくちゃ嬉しかっただろうな~いちいちみんなかわいかった。元気が出る。いくつもの姿を持ちそれぞれの名前で呼ばれる「神さま」と、それを信じ宗派ごとに分断する人間や国、親子、恋人同士に、やさしく寄り添ってくれる迷子の宇宙人。必要なのは「信仰」であって「宗教」ではない。

監督:ラージクマール・ヒラーニ
脚本:アビジャート・ジョーシー、ラージクマール・ヒラーニ
音楽:シャンタヌ・モイトラ、アジャイ=アトゥル、アンキト・ティワーリー

原題:PK


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