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忘れることを前提に

観た映画メモ。ネタバレに配慮しないよ

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ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー

あの新兵受付のおっさんは全然まったくこれっぽっちも他意はないし、何なら他の似たような子にも同じことをしてるのかもしれないけど、多分あの瞬間がおっさんの人生のなかでした一番いい仕事だったと思う。

フィル・ロード、クリス・ミラーのコンビが監督を降板!急きょロン・ハワードが監督に!映画はほぼほぼ撮りなおし!ようやく形になってきたと思ったらポスター盗作疑惑!やっとこ公開したら興行収入はあんまり奮わず!

と定期的に不安をあおり期待を削ぐニュースばかり流れてきて見る前からだいぶげんなりさせてくれたハン・ソロ(ポスターの件は問題になったものがかっこよかっただけに余計がっかりした)ですが、何だよ~ちゃんと面白いじゃんか~~~SW7・8がどん暗い戦争の道を進んでいるのに対しそこもで重くなく、爽快で、アツいエンタメを貫いている。

監督がロン・ハワードだから男が男に惚れる話なんだろうな、そしてエミリア・クラークを起用しておいて「女は男が帰るための港」みたいな使い方しかしねえんだろどーせ!ペッ みたいな予想をしていたのですが、キーラをはじめガールズの描き方は全然そんなことなかったですねごめんなさい監督。目的を果たすために火力増しましで戦う強くてかっこいいキーラ、ヴァル、L3-37 ヒーローに守ってもらう昔ながらのヒロインがひとりもおらず、逆にヒーローがヒロインに助けられていた。価値観の急激なアップデートに驚いた(ドロイドの権利を叫ぶL3の描写とかは、その後のトリロジーにひとつも反映出来ない分ちゃんちゃら可笑しかったけど)

やるかやられるかの損得の世界で義憤を選ぶ男。EP4で一度は降りたのにやっぱりルークを助けに戻ってきてくれちゃうハン・ソロという男の、アウトローらしからぬ善とそれを作ったものたちの話。ウディ・ハレルソンさんのベケットはソロが選ばないであろう道を選ぶキャラクターという位置づけだったのかな。船を降りて、戻ってこなかった。

SWでひとの声が入った曲が使われるのははじめてじゃないかな~民謡みたいだった。声を奪われたものたちが叫ぶ No more

監督:ロン・ハワード
脚本:ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン
音楽:ジョン・パウエル

原題:Solo: A Star Wars Story


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