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ほとんどホラー映画の文脈な気がする…なんっとなく不穏な音楽にのせて流れるバスの様子や、夢のようにふわふわした奥さまや、繰り返し映る双子や、バーのネオンサインの色彩、世界を支える巨人のようにぬんと立つアダム・ドライバー…どうしてか不安な気持ちにさせてくる…のに結果そーゆー話ではなかった…この奥さまは実は死んでいて家の中は血まみれなのでは…とか犬がワンジャックされてしまうのでは…とかバスで事故が…とかバーで事件が…とかちょいちょい身構えていたけど凄惨な事件は起こらなくて、あれ?てなってしまった。
音楽家が道の途中で悪魔と出会うように、詩人は詩の天使に会うみたいなことなのかな。平凡で決まりきった毎日です、みたいな顔をしているけれど、あなたは詩人だし詩的な出来事に囲まれているとあちこちで合図がある。ひらめきやヒントが次々に送られ、失ったと思っても手元に戻ってくる。そうやって続けたひとたちが新聞に載って、殿堂の壁に飾られる。きっとパターソンもいつかあそこに並ぶんだろうな。創造するひとを肯定する、えらくやさしい話だった。
監督、脚本:ジム・ジャームッシュ
原題:Paterson

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